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2005年10月 4日 (火)

歓喜の島/ドン・ウィンズロウ[訳:後藤 由季子]

舞台は1950年代のN.Y.。主人公は元CIA工作員のウォルター・ウィザーズ。「ウォータースライドをのぼれ」の登場人物の一人。私は外伝や番外編、最近だとスピンオフ企画が非常に好きなタイプなので、それだけでもうウキウキ。

でも残念ながら、訳に違和感、感じまくり。その他のウィンズロウものと訳者が違うんですね。「ニールシリーズ」や「ボビーZ」の場合、「この楽しい会話は、一体英文ではなんと書かれているのだろう?」と何度も楽しい想像を膨らませたが、本書の場合は「きっと英語ではこんな風に書かれているのだろう、もう少しなんとかならんのか」と思ってしまうことが多かった。うーん、経験の差か、カテゴリ適正の差か、この人の他の訳本を読んだことがないのでなんともいえないところ。でもきっとウィンズロウは訳者泣かせの作家に違いない。少なくともハードボイルドに精通してないとムリ。

だからといって内容が全く面白くないわけじゃないけれど、主人公が別の人間だったら、辛かったかも。その時代に詳しくないと、繰り出される数多の名前が登場人物なのか時事モノなのか、イマイチわからんというのも、ページがなかなか進まない原因に。登場人物紹介に何度戻ったか。 50年代のアメリカ世相に詳しい人はもっと楽しく読めると思う。

でも、Mr.ウィザーズったら、昔はかっこよかったのねー。と、ニールも言ってたわ、そういえば。

歓喜の島

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