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2006年2月

2006年2月18日 (土)

怪 vol.0020

信じられない。amazonにもbk1にも画像がない。
雑誌はないんだっけ?いや、エソラはあった。贔屓だ。差別だ。
そりゃかなり読者を選ぶだろうけど、私も執筆者の方々並に妖怪に対する情熱があるわけじゃないけど、これ、かの「巷説百物語」シリーズを連載している雑誌だぞ。発売からもう3週間経つのに、ひどいじゃないの。

と不平から入りましたが、これは「世界唯一の妖怪雑誌」と銘打たれた「世界妖怪協会」公認雑誌。ちないに「世界妖怪協会」の会長は、御大・水木しげる。妖怪についての論文あり、漫画あり、小説あり、企画あり、写真あり、てな感じで実に誠に妖怪だらけ。

詳しい内容はこちらへどうぞ。

今の連載小説はふたつ。京極夏彦「前巷説百物語」第3話。畠中恵「深川妖夜話」第3話。どちらの作者も妖怪シリーズでおなじみ。どちらも面白かったですが、たったふたつの連載小説なのに、「損料屋」でかぶるなんて。。。とvol.0019でも思ったんだった。この二人、どうも色々かぶりがち。とこの日も書いたんだった。

(後日発見)

怪 vol.20 (カドカワムック 232)
4048839470

2006年2月13日 (月)

巷説百物語/京極夏彦

私はこのシリーズが大好きだ。ストーリーも好きだし登場人物も好きで、おまけに装丁も好きなので、単行本を持っているのにノベルズも文庫本も持っていたりする。文庫に至っては、持ち歩きすぎてぼろぼろになってしまったので2冊あったりもする。馬鹿である。まあでもこの作者はノベルズ化、文庫化される時でも必ず文庫版修正をするので、まあいいのである。画像はすべて単行本。

小悪党一味および狂言回しが登場する「巷説」、百介視点で登場人物の過去や背景に重きが置かれる「続(ぞく)巷説」、時代が移って回想形式で進む「後(のちの)巷説」と単行本されているのは現在3作。主要人物の札まき御行・又市は、「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」にも顔を出すので、未読の方は読んでみるときっと楽しい。京極夏彦は「後巷説百物語」で直木賞を受賞しているわけであるが、私は「巷説」「続巷説」と順に読んできたクチなので、「後~」だけ読んでも面白いのかどうかは判断ができない。話がわからないということはないけれど、順番に読んだ方が絶対に楽しめる、というかその方が絶対泣ける。

もうひとつの有名シリーズに講談社の「京極堂」シリーズがあるけれど、「姑獲鳥の夏」が映画化されたとき「京極夏彦にこれから初挑戦。どっちのシリーズから読むべきか」という相談をされて、「百物語」を推したが負けた。ちっ。でも実はこのふたつのシリーズ、クロスしたりするのでどっちも読むがよろしい。ああ楽しい。

参考までに、ただいま角川の「怪」という妖怪?雑誌で「前(さきの)巷説百物語」連載中。時代は遡って若き日の又市のお話。ああ楽しい。

巷説百物語

続巷説百物語

後巷説百物語

2006年2月 9日 (木)

サム・ホーソーンの事件簿 IV/エドワード・D・ホック [訳:木村二郎]

アメリカの田舎町ノースモントを舞台にした短編シリーズ4作目。探偵役は医師のサム・ホーソーン。時代は20世紀の前半。年老いたDr.ホーソーンが、昔の事件を思い出して語る、という半七捕物帳形式。

寿退職してしまった看護婦のエイプリルの後任がようやく決まる今回は、ホーソーン医師の間違い勘違いが多いのが特徴。探偵シリーズの主役にしては珍しい。途中で登場するベン・スノウが主役の短編が最後に収められていて、これが古き良き?西部劇という感じでなかなか面白かった。

この作者にはもうひとつ、早川に「怪盗ニック」というシリーズがある。「価値のないもの」しか盗まない泥棒ニックの物語。高価なもの、価値あるものは依頼されてもお断り。こちらもお勧め。

サム・ホーソーンの事件簿 IV

2006年2月 2日 (木)

神の手(上)(下)/パトリシア・コーンウェル[訳:相原 真理子]

何が驚いたって。「の」である。「の」。

「検視官」に始まるコーンウェルのこのシリーズは、「真犯人」「私刑」「死体農場」というように、これまでずっと和訳タイトルが全漢字だったのだ。私はそれがアイデンティティだとすら思っていた。今回の原題は「PREDATOR」。新しい方向性なのか、単なるネタ切れか。

さて、これはれっきとしたスカーペッタシリーズで、常連さんは全員参加。でも、シリーズものの宿命なのか、「北の国から」現象とでもいうものなのか、毎回事件が起こるとともに、レギュラーの皆さんに何らかの不幸が降りかかる。悪玉は人でなしで善玉は全員悩み中。考えてみたら、ケイ・スカーペッタは今、誰ともうまく行ってないじゃないか!ちょっと読んでるのか辛いなぁ。もうちょっと誰か幸せになってくれないかなぁ。

神の手 (上)

神の手 (下)

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