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2006年8月

2006年8月20日 (日)

怪 vol.0021

夏だから。怪談。ってわけじゃないんですが。

前巻に続き、どうせ画像も詳細もAmazonにはないのである。もういいよ。詳しい内容は公式サイトへ。

さて全国の「巷説百物語」好きさん。今回の「前巷説百物語」第4話は面白いです。ぜひ読みましょう。と言いたいところですが、連載で読むと単行本になったときの一気に読み感動が薄れるかなぁ。そこまで我慢するというのも一つのテではあります。悩ましい。ああ、悩ましい。いや、私はもう読んじゃってるから悩む必要ないんだけど。これまでこのシリーズは、又市視点で書かれたことがないから、実に新鮮。苦悩する若き又市。ええ、実に新鮮。

それに対して、畠中恵「深川妖夜話」はイマイチでした。その他のマンガやら特集やらは・・・・いずれ読む(んじゃないか)と思います。

(後日発見) 怪 vol.21 (カドカワムック 239)
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2006年8月19日 (土)

砂漠で溺れるわけにはいかない/ドン・ウィンズロウ[訳:東江一紀]

「ストリート・キッズ 」 シリーズ5作目にして最終巻。

驚いた。旅行先で本屋をふらついたら見たことのあるデザインの表紙が。まさかねぇ、前作が出てからまだ1年経ってないし。と思って手にとったら正真正銘の新刊だった。驚いた。だっていつもはこんな感じだったから、これが出るのは2010年くらいかと思っていたのだ。驚いた。

という反応を見越していたのか、「訳者あとがき」で、東江一紀が4Pに渡り経過説明と言い訳をしたうえで「ここまで読めば、この五作目が前作から一年後に出たことのすごさがわかっていただけると思います」と締めくくっていた。開き直りすぎである。ただ、「歓喜の島」の経験もあるので、このシリーズは全編同じ訳者で読みたかった。なので満足。絶対無理だけど、「歓喜の島」も東江訳で読んでみたいなぁ。

内容は、これまでの中で一番軽くて短い。今回は「ちょっとアルツハイマーの気があるかもしれない往年の名コメディアン」というおじいちゃんが出てくるのだが、この人がしゃべることしゃべること。例えば、丸々6ページがひとつのかぎかっこ。訳者あとがきより長いじゃないか。こんな人がいなくても、軽快で洒脱な会話がウリのシリーズなのに。おかげで何度も噴き出した。お話的には「フリダシニモドル」。がんばれ、ニール。

13年半もお付き合いしたシリーズの終了はそれはそれで寂しい(ちなみに原作は5年で完結してる)。解説では続編の可能性がさらりと触れられていて、それはそれで嬉しいのだが、ウィンズロウが続編を書いたとしても、きっと日本語訳が出るまでに20年くらいかかるに違いない。でも東江訳がいいな。

【ニール・ケアリーシリーズ(5巻完結)】
1.ストリート・キッズ
2.仏陀の鏡への道
3.高く孤独な道を行け
4.ウォータースライドをのぼれ
5.砂漠で溺れるわけにはいかない
【ちょっとスピンオフ】
歓喜の島

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いたずら魔女のノシーとマーム〈6〉最後の宇宙決戦/ケイト・ソーンダス[訳:相良倫子・陶浪亜希]

イギリスの教会に住み着いた、2人の魔女のシリーズ、6作目にして最終巻。

前巻で時空を越えた魔女さんたち、今回は成層圏も越えました。お話の構成はディズニー映画の「アラジン」ですね。Diamonds in the rough。

ただし、主人公たちの凱旋で沸く魔女島でも年寄りは苦い顔をしているし、ナタウリカップのために人間関係が荒んだことを牧師は悩んでる。やはりこの作者は、節々にオトナの事情を挟むのが好きらしい。で、今回はこのナタウリカップがお話のきっかけなわけですが。やはりシリーズ物では誰かがうっかりモノじゃないとね。

オーラスにふさわしく、オールキャスト出演(巻が進むにつれ、どう考えても魔女たちよりも嘘つきネコの方がオイシイ役になってる気がするけど)。もちろん児童書でございますからして、結末は大団円。どなた様もご安心してお読みください。

ところで。ドロ茶を飲み、最高勲位が「ゴミ箱勲章」であり、湿気と硫黄臭を好む魔女に対して「くさったキャベツ」はホメ言葉じゃないのかなぁ。紫タイツがふてくされたままの、魔女島の今後が気になります。

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