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2008年9月

2008年9月 7日 (日)

目で見る化学―111種の元素をさぐる/ロバート・ウィンストン [訳:相良倫子]

高校1年の後期(正確な時期は忘れた)、我々は人生の選択を迫られていた。

というほど大仰なことではないのだが、進路を理系と文系、どちらにするのか決めなければならかったのである。なぜなら2年から、クラスが文理別になるから。全体的に「理系優位」の傾向がある学校だったので、特に男子はちょっと頑張ってても理系に行きがちで、成績上位の子が文系にいると「あれ?」と思われた。そんなわけで成績上位の方々はけっこう悩んでいた記憶がある。

が、夏休みの数学補講への召集令状を受け取ったり(招待制)、物理でうっかり0点をとったりしていた私にとっては超簡単。はい、文系にマル。その1年後、高3になるにあたり私が選んだのは、数学が時間割に1時間もない、通称「文系スペシャル」、略して「文スペ」、つまりは「私大文系まっしぐら」コースであった。以来、理科と数学とは疎遠である。あ、大学のときに一般教養で数学をとったら、友人との私語が多くてうるさいと教授に退席を求められたことがある。全く困った学生であった。

そんな私が読んだ「目で見る化学」。
これ、「目で見る」シリーズの3冊目。せっかくなので、図書館で3冊一気に借りてみた。

目で見る化学―111種の元素をさぐる
Robert Winston

4378041170

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NHKの「週刊こどもニュース」を実は大人も良く見ているらしい。私も見る。理由は簡単、わかりやすいから。

それと同じ感覚で、どれも結構面白かった。と、エラそうに言ってはみたが、オマエ内容、全部理解したのか、と言われたら、スミマセン、と即謝る。だって、相対性理論やフェルマーの最終定理は、どんなに簡単に説明されようが絵で示されようがわからんものはわからない。だからこその文スペである。

その中でも化学は、「いやー、何言ってるかわからんわ、はっはっは」という内容が一番少なかった。事象の説明より、物体(というか物質か)の説明の方が多いせいだと思う。でも、読み物としては数学と物理の方が面白いんだな。「リンゴが落ちるのを見てニュートンは引力に気づきました」的なエピソードが満載だし、「考えてみよう」風な問題も多い(解けないもの多数)。実はこれらの本、ターゲットがよくわからないのだけど、小学校の低学年には、ちょっと厳しいかも。ただ、理解ができないものしか子どもは読まないのか、というとそんなことはない。なんとなく、数学は物理に通じ物理は化学に通じ化学は数学に戻ってくる気がするので、数学、物理、化学の順に読んでみたらどうかなー。少なくとも、3冊に全部に登場したアルキメデスは、あんまり分けて考えてなかった気がする。

というのは文系の錯覚か?

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