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2010年7月25日 (日)

ZERO 全6巻/やまざき貴子

1996年から、毎年夏に前後編で雑誌掲載されていた近未来SFマンガ。
半分くらいまではオンタイムで追っていたのだけど、登場人物は多く伏線は複雑、年一でしか続きが読めないのにはっきりくっきりストーリー重視、しかも毎回新キャラと新設定出てきます。という多重苦のために途中で挫折。というか、すっぱりきっぱり忘れていた。突然思い出して調べてみたら、数年前に完結している模様。単行本で11巻。あ、文庫版全6巻が去年発売されている。こりゃ都合がいい。と一気読み。

近未来少年SF冒険譚。面白いんだけど。すごく面白いと思うんだけど。やっぱりちょっと盛り込み過ぎじゃないかなあ。もっとシンプルにいけた気がする。そしてこの作者の絵、きれいなんだけど人の判別がつきにくい。親子に双子にクローンに生まれ変わり。似た顔満載設定な話が、現在と過去を行ったり来たりするので、あれ、アンタさっき死ななかった?と混乱したり。そう、この話は少女マンガの割にデスノート並みに人が死ぬ。そ、そんなに殺さなくても。

数年ぶりに思い出した理由は多分ふたつ。その一、「塩の街」。どちらも廃墟と化した日本が舞台。その二、最近の狂った暑さ。この話、炎天下を歩くシーンが多いのだ(特に前半)。

10年かけておつきあいはできなかったけど、一気に読むのもまた楽し。何より前世紀からの宿題をひとつ片付けた気分で大満足。ゼロを取り戻したとでも言いますか。忘れてたんだけどね。

※追記
後日、連載時最終回掲載雑誌(「メロディ」2005年4月号、5月号)を読みました。
すごい改稿っぷりです。なんというか、雑誌版とコミックス版を併せてひとつの話なんじゃないかと思うくらい。両方読むといいと思います。

※追記2
さらに後日、単行本11巻も読んでみました。当然ながら発刊時系列は雑誌掲載→単行本→文庫本なわけですが、全てに改稿が入ってます。全部読んでみるといいと思います。


ZERO 1〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 5) ZERO 1〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 5)
やまざき 貴子

ZERO 2 〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 6) ZERO 3 〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 7) ZERO 4  〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 8) ZERO 5  〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 9) ZERO 6  〔文庫版〕 (小学館文庫 やD 10)

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コメント

20世紀末頃から「人類は滅亡しそうだけどヒーローが来て助かる」→「人類は滅亡するけど残された自分の生や子孫をどうしよう」な話がふえてきた気がする。気のせいか?
人類が滅亡していなくても、太陽が膨張する時は来ます。
どうもできないね(笑)

> 魔女ちゃん。
つまりエヴァ化ですね。見てないけど。歌えるけど。
人類をマクロ的に見るなら、どうにもならないことはどうにもならない、で終わるんだけどね。
自分とか家族とか友人とかそういう個体で考えるとそうもいかなくて、今の諸々かと。

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