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2010年10月

2010年10月26日 (火)

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉/石田衣良

非正規レジスタンスをしまうとき、本棚でこいつを見てふと考えた。これ、私、読んだっけ?

買った覚えはある。確かにある。でも読んだ記憶がない。多分ない。
と読み始めて確信。読んでません。しかも、文庫まで待つ、とか言ってたのも全く嘘。単行本でありました。年々、自分が信用できなくなる。

さて本編。振り込め詐欺に悪徳キャッチに少年犯罪にストリート抗争。正直なとこ、非正規レジスタンスよりだいぶ面白かった。マコトくんはもう、段々超人に近づいていく気がするけど、大いなるマンネリは私の好むところ。まだまだガンガン池袋の今を解決してください。

今回のイチオシは、「バーン・ダウン・ザ・ハウス」。

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉
石田 衣良
4163259104

2010年10月25日 (月)

罪・万華鏡/佐々木丸美

罪灯と一緒に購入。これは、かなり面白かった。

罪を犯した犯人の心理を探る4つの話。

罪を犯した「正」、罪を犯させた「魔」。
刺したら罪。では刺さなければ罪ではないのか。抑圧は人に何をもたらすか。

いますよ、こういう人たちって。

罪・万華鏡 (創元推理文庫)
佐々木 丸美
4488467091

2010年10月23日 (土)

邪魅の雫/京極夏彦

「買ったはいいけど読まずに置いてある本」たち強化期間。2006年発売、埋蔵期間4年。

巷説百物語シリーズは愛してるけど、百鬼夜行シリーズは好き。それはLOVEとLIKEの差であり、ノベルズ買った後で文庫を買うかどうかの差。まぁどうでもいいことだけど。

久しぶりの憑き物落としは久しぶりすぎてなかなか進まず、電車の中で読んでは寝て、布団の中で読んでは寝た。徒に持ち歩いてばかりいたのであっという間にくたびれる外見。
という感じでのたのた読んでいた前半だったのだけど、中盤、いつものメンバーが出てきたらあら不思議。あっという間に止まらなくなり、読み終わったら朝の4時。起きたら8時半。約10年ぶりの寝坊である。不覚。という事態になりたくない方は、平日の夜に読むの避けた方がよろしいかと。

前作読んでからインターバルが空きすぎて、「伊豆」とか「軽井沢」とか言われてどの事件だっけ?と悩むことしばし。でも確認してたら読み終わるのが来年になるので、そのまま進む。「姑獲鳥の夏」から作中時間だと2年経ってないってすごいなそれ。
今回の話の中心は探偵。でもほとんど出てこない。その代わり?鬱病の小説家やお調子者の探偵助手、左遷中の警察官が今回みなさんかなりマトモ。

拝み屋はまぁ、いつも通り。

邪魅の雫 (講談社ノベルス)
京極 夏彦
4061824384

2010年10月17日 (日)

西巷説百物語/京極夏彦

前巷説百物語を読んだら既刊モノに戻りたくなったので本棚の前に立ちました。そこには「巷説百物語」の文庫版が2冊と、「続巷説百物語」の文庫版が3冊ありましたとさ。お風呂で読んでたら誤って水没させたので買い直したとか、外出先で読みたくなったから買ったとか、そんな感じなんですが、一体何回買う気なのでしょう、私。しかも単行本もノベルズ版もそれぞれ揃ってる。一体何冊揃える気なんでしょう、私。つまりこのシリーズが好きなんです。

とかいいつつ3年ほどご無沙汰していた割には前に続いて今度は西。又市が江戸に出てくる前の話かと勝手に思っていたのだけど、全く勘違いだった。多少入れ子になっているけど、巷説/続巷説と後巷説の間の時代設定。今回の狂言回しは小股潜りではなく靄船の林蔵。人が変われば仕掛けも変われる。これはこれですごく面白い。

書き下ろしの最終話が、御行も若旦那も含めてほとんどオールスターキャスト。

火が、
   点いて、
      消えて、
         灯いて、
            落ちる。

舞台を観ているみたいだった。

西巷説百物語 (怪BOOKS)
京極 夏彦
4048740547

2010年10月16日 (土)

前巷説百物語/京極夏彦

単行本が発行されたのが3年前の4月。初版で買ってそのまま読まずに埋蔵されていた。「」で連載中に何話かは読んでいたんだけど、そういえば「怪」もご無沙汰だ。まぁ、ノらないときには呼ばれるまで待て、が私の基本読書姿勢。やっと呼んでくれたみたい。

巷説百物語、続巷説百物語、後巷説百物語、と続いたシリーズ4冊目。だけど時系列だと前の3冊よりも早い時代設定。御行の又市が御行になる前のお話。山崎さん、ちょっと砂絵のセンセーっぽい。

そしてなんだかものすごく。人が死んだ。シリーズ最多じゃなかろうか。それだけ又市が若いってことか。最終話は負けて終わりで、この勝負には「続巷説」まで勝てない。あ、また読みたくなってきた。シリーズの中では、2冊目の「続」が一番好きなのだった。

前巷説百物語 (怪BOOKS)
京極 夏彦
4048737694

ノるまで待ってる間に当然、文庫も出ていた。今からなら読むなら文庫でいいと思うけど、装丁は単行本の方が断然好き。

巷説百物語 続巷説百物語 後巷説百物語 

2010年10月12日 (火)

罪灯/佐々木丸美

創元推理文庫から出ている(と思っていた)別の本を探していたら発見。これ読んだことない。
この作者の一連の作品は、元は講談社文庫で発売されていた。背表紙はピンク。
途中までは全部追っていたのだけど、発刊速度が落ちたのか私の興味が離れたのかその両方かいつの間にか疎遠になり、数年前に久しぶりにお名前を見たと思ったら訃報だった。

これはプロバビリティの犯罪が4つの連作ミステリ。春都、夏都、秋都、冬都、という4人の女の子がそれぞれ一人称の語り手にして犯人。名前に春夏秋冬とか、あいうえおとか、多かったよなー、この人。と、思考はすぐに回顧調に横滑りする。

正直なとこ、恋する乙女の独白一人称が同じテイストで4つ繋がると少々うんざりしないではないんだけど、冬都(一話目)バージョンと秋都(四話目)バージョンがミステリとしては面白いかな。新保博久の巻末解説が色々ナルホド納得だった。

この作者の作品で一番有名なのは恐らく「雪の断章」で、斉藤由貴主演で映画化されているんだよなー、氷室冴子の「恋する女たち」も斉藤由貴で映画化 されてるよなー、どうも北海道出身で斉藤由貴が主演した映画の原作者は早くに亡くなってしまう、と全く論理的じゃないことを考えてしまいました斉藤由貴さんすみません。

罪灯 (創元推理文庫)
佐々木 丸美
4488467083

2010年10月11日 (月)

非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉/石田衣良

IWGPももう8作目。単行本だと9作目が出てるみたいだけど、文庫まで待つことにしているので話題がだいぶ古くなる。時事ネタを使うから、このシリーズ。

10代と20代の何年かを過ごした池袋、久しぶりに行ってみたら記憶の街とはずいぶん変わっていた。西口公園は今も変わらずあるけれど、周りを囲むビルや店が大変わり。これだけ変化する街を舞台に、時事ネタ追っかけるのも大変だろうな。
だってマコトくん、最初は持ってたのPHSだったもんねぇ。

今回の4作の中だったら、「千川フォールアウト・マザー」が一番好き。

非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉 (文春文庫)
石田 衣良
4167174170

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