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2010年10月12日 (火)

罪灯/佐々木丸美

創元推理文庫から出ている(と思っていた)別の本を探していたら発見。これ読んだことない。
この作者の一連の作品は、元は講談社文庫で発売されていた。背表紙はピンク。
途中までは全部追っていたのだけど、発刊速度が落ちたのか私の興味が離れたのかその両方かいつの間にか疎遠になり、数年前に久しぶりにお名前を見たと思ったら訃報だった。

これはプロバビリティの犯罪が4つの連作ミステリ。春都、夏都、秋都、冬都、という4人の女の子がそれぞれ一人称の語り手にして犯人。名前に春夏秋冬とか、あいうえおとか、多かったよなー、この人。と、思考はすぐに回顧調に横滑りする。

正直なとこ、恋する乙女の独白一人称が同じテイストで4つ繋がると少々うんざりしないではないんだけど、冬都(一話目)バージョンと秋都(四話目)バージョンがミステリとしては面白いかな。新保博久の巻末解説が色々ナルホド納得だった。

この作者の作品で一番有名なのは恐らく「雪の断章」で、斉藤由貴主演で映画化されているんだよなー、氷室冴子の「恋する女たち」も斉藤由貴で映画化 されてるよなー、どうも北海道出身で斉藤由貴が主演した映画の原作者は早くに亡くなってしまう、と全く論理的じゃないことを考えてしまいました斉藤由貴さんすみません。

罪灯 (創元推理文庫)
佐々木 丸美
4488467083

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コメント

ハードカバーのこの本を高校の時の恩師、U山先生にいただき、それから一通り読みました。館三部作が印象的だなぁ。
まだ手元にあるので再読したくなりました。
殺人方法が特殊ですよね。
ミステリーというより、ファンタジー。

> 魔女ちゃん。
高校のときには出てたんだ、これ。知らなんだ。
講談社文庫版は全部持ってるんだけどなー。
確かにファンタジー要素満点な作風だよね。
生まれ変わりとかもあった気がするし。
いじめられていたもらわれっ娘がかっこいい青年に拾われる、
という雪の断章が、そもそも童話っぽいね、そういえば。
あ、童話をモチーフに使ってたっけか。

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