[に]西尾維新

2010年7月11日 (日)

零崎人識の人間関係/西尾維新

人間シリーズ完結編。4冊同時刊行。

4冊同時刊行。4冊同時刊行。4冊同時刊行。
しつこいけれど私はシリーズものは「順番」に読みたい素直な読者である。4冊同時って。と悩んだ末、出版社が振ったシリアル番号順に読むことにする。どこまでも素直な私である。

(ニJ-24)匂宮出夢との関係からスタート。(ニJ-25)零崎伊織、(ニJ-26)零崎双識、(ニJ-27)戯言遣いと進む気満々。で、出夢のあとがき読んでたら。

同じ零崎人識を主人公として三つの物語と四冊同時発売となっておりますが、この本が最終巻です。と、四冊全部に書かれています。ちなみにこの本を最終巻として読むときの読み方は、『戯言』→『伊織』→『双識』→『出夢』ですな。

げ。作者自らがそんなことを。今言うな!ちなみにそれぞれのあとがきで作者が言うところのモデルコースは、
『戯言』→『伊織』→『双識』→『出夢』
『出夢』→『双識』→『戯言』→『伊織』
『伊織』→『戯言』→『出夢』→『双識』
『双識』→『出夢』→『伊織』→『戯言』
の4パターン。

出夢から入った私は2番目を選べばよかったのかもしれないけど、戯言を最後にしたいという希望から当初の予定のまま続行。最後の最後で反抗期。いやでも、なかなかこれもよかったと思う。
好みで並べたら『双識』>『伊織』>『出夢』>『戯言』。そっか、今でも好きなんだね。

これから読む方はあとがきを先に読んだり登場人物の好みを考えたりしながら、色々悩むがよいでしょう。注意点は、「○○との関係」と言いつつ、○○が全く出てこなかったりする巻があること。出ずっぱりの巻もあるけどね。ま、それも西尾維新っぽいでしょ。

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061826794
零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061826808
零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061826816
零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061826824

零崎双識の人間試験・零崎軋識の人間ノック・零崎曲識の人間人間/西尾維新

3月に西尾維新が同日に4冊の新刊を発売した。
零崎人識の人間関係
いや、発売したのは講談社だけど。零崎人識くんは、こちらの主要人物なので、やはりシリーズ読者としては読んでおくべきか、と思ったのが若葉の頃。けっこう素直な私。が、この零崎人間シリーズ、これより前に何冊か発行済み。なら、先に出たものから読もうかと。かなり素直な私。どうせなら出版順に読もうかと。すごく素直な私。

それなのに。在庫の関係で一番早く手に入ったのが3作目の「零崎曲識の人間人間」。西尾維新はどこから読んでもいいようにお話を作る器用な作家だけど、私は順番に読みたい不器用な読者なのである。ぜひ関連作品は増刷しておいていただきたい。ちなみにこれ、5月の話。7月の今はどれも豊富在庫なのがまた腹立たしい。手に入った順からすぐ読み出してしまう自分はもっと腹立たしい。

そんなわけで、人間人間→人間ノック→人間試験の順で読了。真逆だよ!という憤りはおいといて、人識くんの3人の兄ちゃん(と1人の妹)の話。いや、小唄さんに「全滅しております」と言われた零崎賊全滅の過程。結論から言うとやっぱり順番に読みたかったかなと。じゃないといきなり伊織ちゃん腕なかったりするし。

そして、戯言シリーズ未読の人が読んで面白いのか、そもそも意味がわかるかどうかは、既読の私には判断のしようがない。私のような素直な読者は、先に戯言を読むことをお薦めする。子荻ちゃん、戯言の中ではいいところなく即座に退場していたけど、有能な人だったのね。

人間人間が一番面白かったかな。

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061823590

零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061825097
零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)
西尾 維新
4061825828

2010年5月22日 (土)

戯言シリーズ/西尾維新

少々思うところあってクビクリサイクルを読んだら、止まらなくなって全巻再読。

自分でもびっくりしたことには、ストーリーをほとんど忘れていて、新鮮に楽しめてしまった。喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。記憶力が弱いのはいーちゃん(主人公)だけではないということなのか。これだけ見事に忘れられるなら、新刊なんて買わずに本棚に並んでる本を順番に読んでいけば安上がりでいいんじゃなかろうか。

ちなみに初読のときのエントリー。
クビキリサイクル/クビシメロマンチスト/クビツリハイスクール/サイコロジカル/ヒトクイマジカル/ネコソギラジカル/オマケ

あ、4年前から「脳が壊死」とか言ってるし。なんだ、記憶力が不自由なのはその頃からのことらしい。それすら忘れてた。

異質と異才と異形と異能と異種と異端とシスコンのお話。うちにあるのはノベルズだけれど、文庫で全巻出版済み。これから読むなら西尾維新文庫でどうぞ。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫) クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)
サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)
サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)
ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)
ネコソギラジカル(上) 十三階段 (講談社文庫)
ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)
ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

2010年4月26日 (月)

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件/西尾維新

「宮崎駿のアニメで一番何が好きか」という質問に、「カリオストロの城」と正直に答えて質問者を困らせたことが少なくとも2回ある。だってそうなんだから仕方ない。

でも「ルパンシリーズで一番何が好きか」と聞かれたら、「ルパンvs複製人間」と即答する。でも誰も聞いてくれない。

では複製人間の方がカリオストロの城よりもアニメとして好きなわけ?と聞かれると、なんかそれは違う気がする。イチゴとサンマ、どっちが好き?と聞かれた感じ。いや、そもそも聞かれてない。

何を言っているのかというと、カリオスロの城はルパンが出てこなくても面白い話だし、ルパンが出てきたってつまらないものはつまらない。キャラクターは物語を構成する重要パーツではあるけれど絶対ではなく、動かす作者の技量次第で面白くもつまらなくもなる。つまり、これはデスノートだから面白かったのはなくて、西尾維新だから面白かったのだと言いたいがためのながーい前振り。

具体的に言うと、西尾維新が嫌いな人は、読んではいけない。西尾維新は好きだけど、デスノートって何?という人は読んでもそこそこ楽しめる。両方に好感を持っているならかなり楽しめる。デスノートは好きだけど西尾維新って誰?という人はチャレンジするなら止めないけれど、勝負には負けという結果もある。いずれにしても、原作を愛して愛して愛しすぎちゃっている人にはおススメしない。具体例:「カリオストロに出てくるルパンはルパンじゃないんだよ!」と熱弁する傾向にある人。

西尾維新好きな私はデスノート本編を読む前にこれを購入しており、でも本編の前に読むものじゃないでしょ、と2年以上寝かせていた。そんな人間には大変楽しい本だった。愛と勇気と希望でホーリーアップ。

内容は、コミック「デスノート」が始まる前のお話。
主演、南空ナオミさん。一応共演はL。語り手、メロくん。チョイ役でレイ・ベンバー。
今やみごとに全員故人。やはり恐るべしデスノート。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

4087804399

2006年6月11日 (日)

ファウストvol4

購入の理由。まだ書籍化されていない乙一と西尾維新の短編が掲載されているから。

実はそれ、5人の作家とひとりの編集者が、沖縄で「文芸合宿」なるものを張りました、という企画モノの一環であった。

課題1)5人の作家が、それぞれ「上京」をテーマにした短編を書く。
課題2)5人でひとつのリレー小説を書く。
東浩紀による講評まで含めて、合宿期間は4日間。

5つの短編とリレー小説を好みで並べれば、乙一「子供は遠くへ行った」、西尾維新「携帯リスナー」、リレー小説「誰にも続かない」、北山猛邦「こころの最後の距離」、佐藤友哉「地獄の島の女王」、滝本竜彦「新世紀レッド手ぬぐいマフラー」。実は滝本作品、最後まで読めず。面白いとかつまらないとかいうよりも、何回か読んでノらなかったので諦めた。今の気分に合わなかったのかも。別に私は講評者じゃないし、無理して全部読むことないな、と判断してパス。今、切ないものを書かせたら、乙一の右に出るものなし。

東浩紀が最後に、「テーマに合っているか」とか「どのくらいテーマを深くとらえているか」という観点から講評をしている。企画的にはそれが筋なんだろうけど、読者は、というか私はテーマから外れてようがなんだろうが、面白いものを読ませてくれればそれでいいのだった。というようなことを、リレー小説でアンカーの西尾維新が書いていた。

あ、このムックは厚さ5cm(800ページ)くらいある分厚いシロモノなのだが、他のものについてはいずれ読もうかと。読むかな。読むかもしれない。読めるといいな。

ファウストvol4

2006年6月 9日 (金)

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典/西尾維新

戯言シリーズの辞書。登場人物やらなにやらが、「あ」から「ん」まで50音順に並ぶ。裏話や製作秘話、話によっては犯人が赤裸々に書かれていたりするので、本編未読の場合は絶対読んではいけない。というシロモノなので、袋とじ。破らないと読メマセン。そんなわけで、残念ながら立ち読みもデキマセン。同日に発売されたこっちよりも、サイドストーリーらしいといえばサイドストーリーらしい。

これ読んだら、本編読んでる最中に気になった、「ネコソギラジカル」の登場順物一覧にひとり足りなくない?とか、「クビツリハイスクール」ってちょっと異色じゃない?とかいった点は全て解決してしまいましたとさ。

私はここでもよく「シリーズものは最初から順に読め」ということを書きがちで、本気でそう思ってはいるけれど、本書の中に「(シリーズ物を)順番に読んだ方がいい、というのは、順番に読んだ人だけだ」という内容の記述があった(著者の言葉ではなくて、さらに誰かの引用)。うーん、ナルホドね。 ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典

2006年5月25日 (木)

ネコソギラジカル(上)(中)(下)/西尾維新

目次をめくると。次は登場人物一覧表。嘘かと思って数えてみた。64人。いくらなんでも多すぎる。と思ったら、ほとんどが「これまで出てきた人物」だった。幾人かは既に死んでいた。でも、名前を見たら概ね全員認識可能。・・・みんなで揃ってキャラ立ちすぎ。でもこの作者、男キャラより女キャラの方が描くの上手いな。でもあれ?一人足りなくないか?わざと??

そんなわけで、「戯言シリーズ」最終話。6話9冊に64人。・・・このまま映画化は確実に不可能。

単独で読んでも問題はないんだろうけど、なんと言っても登場人物64人、進行役には回想癖あり、ときたら、順番に読んで行くのが十全ですわ、ディア・フレンド。バラで考えるなら、2作目「クビシメロマンチスト」が一番面白かった。ただし読み終わって判断するに、これは9冊でひとつのお話なので、一気にぶんぶん読んでいくべき。立ち止まらず先に進む。悩むのはいーちゃんにまかせとく。騙されたと思って読んでみる。騙されるかもしれないけど。

「青色サヴァンと戯言遣い」に始まり、「青色サヴァンと戯言遣い」に終わる、「青色サヴァンと戯言遣い」の物語。The ZAREGOTO STORY has been completed. 完成している物語は大好き。うん、実に、とっても面白かった。

(上) 十三階段
ネコソギラジカル (上) 十三階段

(中) 赤き征裁VS.橙なる種
ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種

(下)青色サヴァンと戯言遣い
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い
<

2006年5月24日 (水)

ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹/西尾維新

加速。物語大加速。トップまで行かないけど、4速くらいには。

ようやく「玖渚」を脳が「クナギサ」と音読できるようになってきた。「クサナギ」と読んでしまうので、その度に修正しなくてはならくて面倒だったのだった。別にしなくてもいいんだけど。森センセイといい、高里サンといい、よくまあこんなややこし名前をいくつも繰り出すなぁ。匂宮なんて「匂う飲み屋」と変換されたぞ。光源氏もびっくり。

IMEがそういう変換をすることを、この私はあらかじめ予測していました。

嘘です。

ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹

2006年5月23日 (火)

サイコロジカル(上)(下)/西尾維新

姑獲鳥の夏」に始まる京極夏彦の百鬼夜行シリーズで一番画期的なのは、探偵・榎木津礼次郎を作り出したことだ、とどこかで誰かが書いていた(これじゃ全く引用表記の意味なし。ただの伝聞)。この「戯言シリーズ」においては、「そこを否定すると物語が成立しない」という意味で、請負人・哀川潤が同じ役目でしょうかね。

でも栗本薫はシリウスの性別まで変えたしね、ありあり、全然OK。「全然」は後に打消や否定を伴う副詞なので、この使い方は間違い。と理解しつつも多用していたのだが、最近の辞書には「話し言葉・俗な言い方」という注記付きで「非常に・とても」という意味が載せられていて驚いた。

だから何だというわけではない。戯言戯言。ええ、俗ですとも。

〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し
サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し

〈下〉曳かれ者の小唄
サイコロジカル〈下〉曳かれ者の小唄

2006年5月21日 (日)

クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子/西尾維新

多分休憩。Have a break.

一人称の語り手が、主役にして進行役にして戯言遣いであるからして当然の帰結ではあるけれど、語って語って語って一冊が終わる。始まりか方からして、まんが日本昔ばなし並みに唐突。むかし、あるところに、赤い請負人と壊れ気味の戯言遣いがおりましたとさ。

という具合にわけがわからなくなるので、決してこのシリーズをこの巻から読み始めてはいけません。

もしかして西尾維新、いーちゃんに女装させたかっただけだな?

クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子

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