《S》ケイト・ソーンダズ

2006年8月19日 (土)

いたずら魔女のノシーとマーム〈6〉最後の宇宙決戦/ケイト・ソーンダス[訳:相良倫子・陶浪亜希]

イギリスの教会に住み着いた、2人の魔女のシリーズ、6作目にして最終巻。

前巻で時空を越えた魔女さんたち、今回は成層圏も越えました。お話の構成はディズニー映画の「アラジン」ですね。Diamonds in the rough。

ただし、主人公たちの凱旋で沸く魔女島でも年寄りは苦い顔をしているし、ナタウリカップのために人間関係が荒んだことを牧師は悩んでる。やはりこの作者は、節々にオトナの事情を挟むのが好きらしい。で、今回はこのナタウリカップがお話のきっかけなわけですが。やはりシリーズ物では誰かがうっかりモノじゃないとね。

オーラスにふさわしく、オールキャスト出演(巻が進むにつれ、どう考えても魔女たちよりも嘘つきネコの方がオイシイ役になってる気がするけど)。もちろん児童書でございますからして、結末は大団円。どなた様もご安心してお読みください。

ところで。ドロ茶を飲み、最高勲位が「ゴミ箱勲章」であり、湿気と硫黄臭を好む魔女に対して「くさったキャベツ」はホメ言葉じゃないのかなぁ。紫タイツがふてくされたままの、魔女島の今後が気になります。

4338214066

2006年7月 4日 (火)

いたずら魔女のノシーとマーム〈5〉恐怖のタイムマシン旅行/ケイト・ソーンダズ[訳:相良倫子・陶浪亜希]

イギリスの教会に住み着いた、2人の魔女のシリーズ、これで5作目。

シリーズもかなり後半に入り、登場人物たちのキャラもかなりくっきりはっきり。気が強い魔女はより強く、弱い魔女はより弱く、悪役はより悪役らしく。内容的にはバック・トゥー・ザ・フューチャーと、インディ・ジョーンズが入り乱れた感じのアドベンチャー。今をときめくダ・ビンチも登場(でも、さすがに暗号はありません)。

今回のヒットは、またまたゲップ&ゲップ出版による「誰でも知ってる下品な歌」。お値段は9マジョシリング。あ、「わたしの激動の人生」より安いんだ。

 

いたずら魔女のノシーとマーム〈5〉恐怖のタイムマシン旅行

2006年4月23日 (日)

いたずら魔女のノシーとマーム (4)魔法のパワーハット/ケイト・ソーンダズ[訳:相良倫子・陶浪亜希]

シリーズ4作目。魔女島から追放されてイギリスの教会に住み着いた、2人の魔女の物語。

このシリーズは6巻で完結するらしいので、ここからが後半戦。3巻までに主要キャラクターが全員出揃った感があり、今回は総出演での大騒動。シリーズ全体の「起承転結」の「転」の回じゃないかな(多分)。物語としては、これまでで一番完成していて一番楽しい。新キャラが今後出てくることがあったら、きっと「物語を終結させる」役割を持って登場するような気がする。

ところで「赤ちゃんが動物と話ができる」というのは児童書でよく使われる設定ですね。「赤んぼ大将」のタッチュンはそのものズバリだし、「メアリー・ポピンズ」でもバンクス家の赤ちゃんはそうでした。どちらも成長するとその力はなくなってしまうのですが、トーマスはどうなんでしょう。

さて今回のイチオシ台詞。「政治家ってやつは、選挙に勝つことしか考えてないんだ!」by マーム。古今東西、いずこの国も、それは全く同じのようで。特に今回は、話そのものも「ハーメルンの笛吹き」っぽい。大人ってしょうがない人たちですね。

いたずら魔女のノシーとマーム (4) 魔法のパワーハット

2006年3月 5日 (日)

いたずら魔女のノシーとマーム〈3〉呪われた花嫁/ケイト・ソーンダズ[訳:相良倫子・陶浪亜希]

秘密の呪文謎の猫メンダックスに続く、シリーズ3作目。すっかり町にもなじんだ2人の魔女、ノシーとマームの物語。

このシリーズの楽しさは、登場人物が実に人間くさいこと。主役の魔女さんを筆頭に、みんなで揃って泣いたり笑ったり怒ったり拗ねたり忙しい。牧師は食欲の鬼だし、猫は嘘つき。全員煩悩の塊。そんな中、唯一冷静な大人が牧師助手のババーコーン。だったけど。今回は婚約者の登場で、身も心も浮かれまくり。さぁ今回はその婚約者が、、、ということであとは読んでのお楽しみ。

やっぱり私は出てくるたびに何か食べてる牧師さんが一番好き。そして「わたしの激動の人生」をぜひ読んでみたい。10マジョシリングって日本円だといくらでしょう。

いたずら魔女のノシーとマーム〈3〉呪われた花嫁

2005年10月 3日 (月)

いたずら魔女のノシーとマーム2 謎の猫メンダックス/ケイト・ソーンダズ[訳:相良倫子・陶浪亜希]

いたずら魔女のノシーとマーム1 秘密の呪文」の続編。

季節は少し進んでクリスマス。
人間の世界になじんできたふたりの魔女のところに、小さな猫がやってきた。ただの猫なのか、どれい猫なのか。敵なのか、味方なのか。

明らかに子供向けの作品なのに、「選挙」「解放軍」というお堅い言葉がちらほら出てくる。1にも「オゾン層の破壊」とか出てきましたね。お国柄なんでしょうか。

私のお気に入りである牧師さんと牧師助手の、今回のイチオシ会話。
牧師助手「この町では殺人事件なんか四百年も起きてないんですよ」
牧師「じゃ、そろそろ起きてもいいころなんじゃないの!?」

爆笑。

いたずら魔女のノシーとマーム〈2〉謎の猫、メンダックス
4338214023

2005年9月20日 (火)

いたずら魔女のノシーとマーム1 秘密の呪文/ケイト・ソーンダズ[訳:相良倫子・陶浪亜希]

キキ は独立の時満ちて人間世界にやって来たけれど、ノシーとマームは追放されて仕方なくやってきた魔女。舞台は今、世界一有名な魔法使い の住む国、イギリス。季節はハロウィン。時代は現代。だって彼女たちのほうきには無線が付いている(!)。
二人の魔女たちが可愛らしいが、くいしんぼうで軽率すぎる牧師と、牧師助手の会話が面白い。

牧師「彼女のご主人はどうしたんだろうねぇ。 結婚したことがあればだけど」
牧師助手「彼女が食べちゃったんじゃないでしょうか」

・・・ハリー・ポッターにはあり得ないキャッチボールです。

魔女好きなお子様と、昔、魔女好きなお子様だった大人向け。

いたずら魔女のノシーとマーム (1)

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ